2011年07月06日

Ableton Liveのラフガイド作成しました(QT)

A Rough Guide To Ableton Live







Live_Logo


 

 


独Ableton社の非常に使いやすいDAWソフト「Live」の初心者向けチュートリアルを書きました。

 

こちらのリンクから閲覧できます。




A Rough Guide To Ableton Live



Liveの中でよく使われる機能を中心に数ページでまとめました。

Liveの概要に始まって、一応最後のページでは実際に音作りしたサンプル音源を交えながら、簡単なトラック制作とオーディオの書き出しまで解説させていただきました。

余談ですが、このラフガイドは、普段とてもお世話になってる友人がLiveを入手したはいいけどあんまり使えてない、ということで書き始めたものです。そのような状況のユーザーにとって少しでも参考になれば幸いです。


 

 
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2011年04月09日

Tampopo

Tampopo - Shin Nakamura (poplab-records, 2011)

Tampopo by sn.

SoundCloud Link:: http://snd.sc/eZ3nH6

テーマ:Lo-Fiで1曲作りました。
 
Lo-Fiと言えば、一人多重録音だろうと。しかも、初めからマルチトラックで録音できるレコーダーorソフトを使ってしまっては駄目なんです。
 
もうかれこれ20年近く前になりますが、当時中学生だった僕は、それはもう喉から手が出るほどカセットの4trkレコーダーがほしくてたまらなかったわけです。
しかしそんなもの中坊には高すぎて買えるわけがない。そこで考えついたのが、2台のテープレコーダーを使ってピンポン録音する方法。
用意するのは、録音用にテープレコーダーを1台、再生用に重低音(←懐かしい!)のCDラジカセを1台。それに自分の生演奏。
 
理屈は簡単。まず空のカセットテープ@にリズムトラックなどその後の基準になる演奏を録音します。
そのカセット@をCDラジカセに移し、再生させながら別のパートを生演奏を重ねて、録音用のテープレコーダーでカセットAに録音します。
そうするとカセットAには最初のカセット@の演奏と2回目の生演奏が重なって録音されるわけです。
 
この操作と演奏を繰り返すことによって、高価なハードウエアを購入せずとも、夢のオーバーダビングが実現できます。
なお、この方法でオーバーダビングを繰り返していくと、初めの方に録ったパートほど音がこもって輪郭がはっきりしなくなります。
僕の経験上、録音している曲の構造にもよりますが、5回〜8回程度オーバーダビングを繰り返すと、最初に録ったパートはもう何を演奏しているのか分からない程度にこもった音になってしまいます。
しかしこのこもり具合がなんともLo-Fiで素敵なんです。ま、こんなこと30歳超えたから言える台詞で、10代だった当時はどうにかHi-Fiに録音してやろうとアクロバット的な玉砕技をいろいろ試しておりました。
 
ちなみに余談ですが、売れる前の寺尾聰が『ルビーの指環』のデモテープをこの方法で録音したというインタビュー記事をどこかで読んだ記憶があります。
 
 ー

さて今回トライしたのは、20年前のカセットレコーダー2台使いを模倣しつつ、結果的にLo-Fiな音質を獲得しようという試みです。
 
20年前と違いカセットを再生/録音できる機材が自宅にないので、録音にはZOOM H4、再生にはMacBookとEDIROLのスピーカーを使いました。
録音手順は次の通り。
 
@まずはざっくり「アコギの多重録音」という発想で、超テキトーに3分ちょっとの録音をH4にセーブ。
 
Aセーブした音ファイルをUSBでMacBookに転送。
 
B転送したファイルをQuickTimeで鳴らしながら、重ねて生演奏したものをH4で録音。
 
この@〜Bを5回繰り返してみました。
ちなみにLo-Fi感を最大限に演出するため、エアコンと蛍光灯点けっぱなし&奥の台所では彼女が料理中という、生活音満載の状態でマイク録音しました。
 
結果!ちゃんと最初の録音はこもりにこもって何弾いてるのか分かんなくなってるじゃな〜い。素晴らしい!
現代のハイテク機材を駆使しても、寺尾聰方式はちゃんとLo-Fiサウンドになることが証明されたわけです。目出度い。
 
最後は一応曲としての体裁を整えるため、Ableton Liveに取り込んでエレピとドラムを付け足し、エフェクトを使って更にLo-Fi感を増してみました。

近日、poplab-recordsの「Lo-Fi」コンピレーションの中の1曲としてリリース予定です。いろんな種類のLo-Fi感が味わえるコンピになるでしょう。しかもフリーダウンロード。こちらもリリース詳細が決まったら追記します。お楽しみに。

sn
 
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2011年03月19日

地と図の関係を見直すときが来た。+ 12FM/39 very much

僕たちは今、正直なところ、迷っている。

今まで当たり前だと思っていたものに、大変なリスクが内在していたことを気付かされた。気付いたというよりは実感させられた。リスクとは価値だ。理屈では分かっていた。でもそれが無難に稼働しているうちは、その存在にすら気付かないことがたくさんあった。ライフライン、交通、通信、信頼、福祉・・・そういったものの捉え方を今一度見直さなければならない。つまりそれはアイデンティティの再構築に他ならない。

「地」と「図」という物事の捉え方がある。絵で言えば、地とは背景、図とは描写される対象である。つまり図が人間の五感の注意を引くものであるのに対し、地は図に大きさと輪郭を与えるためにのみ存在する。だが、図は地がなくては存在できない。この捉え方を拡大すれば、地は「普遍的にあって当たり前と思い込んでいるもの」、図は「変化するオブジェクトとして認識できるもの」と言える。
我々が何不自由ない平和な日々を送っていた頃、我々の喜怒哀楽の中心的な話題はほとんど図の変化に集中していた。もっと言えば好みの図の許容できる変化分の中で一喜一憂することが人間らしい生活の美徳であったし、平和の象徴だった。
しかし今、その平和を支えていた地が揺らいでしまった。地の最も根本的な部分に降りて行って立て直す必要に迫られたのだ。しかも前と同じ地では駄目で、補強よりも修正、修正よりも創造が求められている。そして、地の揺らぎと変化は、既存の図の意味を大きく変えた。我々人間の感覚では捉え切れない大きさで様々なものが損傷し、書き換えられ、混ざり合って、まるで混沌としたノイズの海のように不気味にうねっている。

僕のような若造が「これまでの平和は長過ぎた」とか「私利私欲に眩んで罰が当たった」とかそんな生意気なことを言うつもりはないし、誰であれ、そんな偽善的な言葉を発したところで糞の役にも立たない。

正直に告白すれば、何から手を付けたらいいのか分からないのだ。僕は物理的に被災していない。身体も十分に動く。何かに突き動かされるような意欲と行動力にも満ちあふれている。それと同時に不安もある。何を守らなければいけないのか・・・彼女、家族、友人、仕事・・・今までの感覚で反射的にそういう単語だったらいくらでも言える。だけど、それらをどんな状況でどう守ればいいのか、どんな危機が想定できるのか、想定される危機はどのくらいの確率で何時頃訪れるのか・・・分かるのか、分からないのか、そもそも考えても無駄なのか・・・そういった潜在的な不安を掘り起こして行ったら切りがないように思う。

もう一つ、今の心情を正直に告白すれば、ありのままを直観する(直接、観る)よう心がけ、それがいくら不完全であろうと、自信の信念に基づいて反応し、行動に移すしかないのだと思う。自分がこんなにも不完全で、人間という生き物に完全などあり得ないということをこれほど深く実感したことは、これまでの人生で経験することがなかった。
「この世には完全な人間がいて、1日でも早くその人に近付けるよう努力する必要がある」と、迷信のように思い込んでいた。それは単に逆説的な妄想で、自分の好き嫌いを他人のせいにしたかっただけなのだと、今は思う。



12FM_image.jpg

実はこのテキストは、明日に迫ったイベントの告知に添える文章として書き始めたものだ。この文章を書き始める前、イベントの運営に関わるメンバーでかれこれ3時間に及ぶディスカッションを行った。震災以来、メンバー同士顔を見ながらまとまって話をする機会は初めてだったから、皆それぞれに吐き出すものがあって、とても充実したミーティングを持つことができた。

国家の非常事態に音楽イベントをやるということ。
大変なときにみんなで集まれるという喜びと、それに伴うリスクや不安。
アーティスト、イベンターとして、この状況の中何をすべきかという問いかけ。
情報の整理、共有。
ひっくるめて、いかにして楽しむかという試行錯誤。

もうすでに2年続いているイベントだが、なにもかもゼロから洗い出すように、メンバー同士頭をひねった。

結果、「正直に、ありのまま、やろう!」という(なんとも抽象的で申し訳ないが)そういう気持ちを確かめ合って、それぞれの持ち場に戻ったのだった。無論、酒に酔ってそのまま寝た奴もいることは言うまでもない。



39verymuch.jpg

随分と長い前置きを書き込んでしまったが、明日のイベントでは音楽に加えてもう一つ全く違う分野のコンテンツを盛り込むことになっている。

3.11の震災の影響で、数多くの専門学校や大学で卒業展示が中止になってしまっていることをご存知だろうか。
僕の彼女がこの一年間通ったくつ製作を専門に教える職業訓練校の卒展 = 台東分校 製くつ科 39期生卒業展示もそのひとつ。
今回縁あって、学校側のご理解も得ることができ、「自由参加」という体裁の下、台東分校所属の生徒さんたちが制作した作品を一部、イベント内で展示させていただく運びとなった。出展する生徒さんたちも当日は会場に足を運んでくださるので、直接交流を持つこともできる。普段なかなか交流を持つことの少ないくつ製作の世界に触れてみてはいかがだろうか。
本家卒展の中止が決まってから実質3日という非常にタイトなスケジュールの中、当イベントとのコラボレーション実現にご尽力いただいた全ての方へ心から感謝!音楽イベントとしても卒展としても、また、人々が交流する場としても、最高のパーティになるようスタッフ一同頑張ろうと思う。


12FM - color-music (イベント詳細)


http://www.color-music.com/
http://ef-em.jimdo.com/12fm/

2011/03/20(日) 16:30 ~ 23:00

Adv 1500yen(1drink)
Door 2000yen(1drink)

事前にご連絡いただけるとディスカウントでご入場できます。
宛先はこちら、
info@mail.basicwerk.com

池尻大橋 CAVE246+
東京都世田谷区2-33-15 大塚ビルB1F
P 03-5431-1779

cave246+map.jpg



All the best

Shin Nakamura (Basic Werk/color-music), Mar 19 2011
タグ:FM 311
posted by Shin Nakamura at 20:25| Comment(0) | TrackBack(0) | Report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月18日

いわき市の友人とSkype対談

311地震の被災地ー福島県いわき市に住む友人(小中の同級生)とこちら東京を、Skypeでつなぎ、直接情報交換してみました。
マスメディアには載り切らないリアルな情報が会話の中で出てくるので、ブログにアーカイブすることにしました。

ちなみに筆者は現在東京在住ですが、出身はいわき市です。

会話の中でいわき市の地名が多数出てくるので、地図画像を提示しておきます。
※画像はいわき市地元のネット屋さんから拝借させていただきました。
IwakiCity.png

では早速、本文掲載します。


Nakamura Shin(筆者、東京) 21:05 (以下時間表時の日付は全て3/17)

まずは、今回の震災は本当に大変だったね。


いわき市の友人 21:06

最初の大きい地震のときは仕事中にトイレの個室にいたよ。とりあえず飛び出しても良く無さそうなので揺れが一旦収まるまで待ってました。


Nakamura Shin 21:07

トイレは建物の中でかなり安全な方らしいよ。敷地面積に対して柱の数が多いから。水もあるしね。揺れが収まった後はやっぱり外に避難したの?


いわき市の友人 21:10

職場の人間すべて表に出ました。職制が点呼を取り、その日出勤してた全員の安否を確認。余震が続く中、1時間ぐらい外でひたすら待機。一番印象的だったのは、外で待機してるときに雪が突然降りだしたことかな。何か不吉な印象。


Nakamura Shin 21:13

雪が降ったんだ!なんかすごい光景だね。僕が働いてる場所は高層ビルがいくつか隣接してる場所なんだけど、外に避難してからも、頭上から何か落ちてこないかずっと不安だったなぁ。いわきでは揺れが収まった後は車で帰宅した感じ?


いわき市の友人 21:17

余震はまだあったんだけど、残ってた仕事を少し片付けてから車で帰宅。勤務地は小名浜の湯本寄りの場所。6号国道を 自宅のある内郷方面に向かって帰ったんだけど、小名浜方面に向かう車線は大渋滞だった。内郷方面は少し混んでたくらいだったかな。


Nakamura Shin 21:19

小名浜は津波が来たんじゃないの?なのに小名浜方面に向かう車線の方が渋滞・・・。東京にいると土地勘がなくなっちゃうからなんか不可思議に思えるんだけど、小名浜の当時の状況とか分かる範囲で教えてくれないかな。


いわき市の友人 21:24

俺のいる営業所は海から5kmくらい離れてるから津波の心配はなかった(はず)。小名浜の港近くでも働いている同僚がいたんだけど、地震直後にこっちの営 業所に移動してきたよ。津波警報→道路規制→大渋滞だったのかな。道路もところどころ損傷してたはずだし。海の近くにいなかったので港周辺の様子はわから なかったです。


Nakamura Shin 21:29

そっか、単純に道路の流れを止めちゃった(止められちゃった)ところが渋滞したって感じなのかな。東京は道路にダメージが出るようなことはなかったんだけ ど、踏切がことごとく開かなくなって大渋滞でした。僕は渋谷から自宅のある西永福(杉並)まで徒歩で帰ったんだけど、明らかに車より速かった。


いわき市の友人 21:35

うん、渋滞はそんな感じだと思う。踏切は意図的に閉じてたのかな。線路で立ち往生されても・・・ってことなんだと思う。東京行くときにいつも思うけど、 こっちより歩く距離が長いよね。徒歩で何kmぐらいだった? 


Nakamura Shin 21:39

純粋に歩くだけだったら1時間半くらいの距離だから6~7kmじゃないかな。途中の飲食店が思ったより結構開いてて、フレッシュネスでお茶したり、ラーメン屋で夕飯食ったりしながら帰ったよ。


いわき市の友人

こっちは店舗も営業しているところではなかったみたい。そういう話聞くと東京っていいなあと思うよ。 


Nakamura Shin

地震直後は やっぱりそっちでも携帯は使い物にならなかったと思うんだけど、友人や家族とはどうやって連絡を取った?


いわき市の友人

携帯はどのキャリアにも繋がらなかった。メール送信もされてるのだかされてないのだかよくわ からなかった感じ(何度もエラー)で、母親(Docomo)には何とかメールで連絡取れた。父親(au)には俺(SoftBank)からも母親からも連絡 取れず。帰宅したときに親父が先に帰っててやっと無事を確認できたくらい。この災害中にキャリアで繋がり易さを順に言うと、 SoftBank>Docomo>au。たぶんみんな同じこと言うと思う。


Nakamura Shin

携帯事情はこっちもいっしょだね。docomoの母親からのメールが一番最初に届いた。地震から1時間以上経って、井の頭線の改札の中に公衆電話を見つけ て、家電につながった感じ。公衆電話からもauにはつながらなかった。携帯電話に比べると、Twitterやmixi、Facebookはばちっとつな がったね。Twitterはさすがに地震直後は全くつながらなかったけど。あと、自分のブログが直後でもすぐ閲覧できたのを覚えてる。少しサーバの知識が あれば、アクセスが集中しない個人的なサイトを身内や同僚との緊急連絡ツールにしておくってのもありかなと今回思った。


いわき市の友人 21:49

電話はパンクしやすいのかな。有事のときに普段より繋がりやすくするとかできないもんなのかな・・・・。多分限界は超えられないんだろうけど。そうそう、Twitter、mixi、Skypeは重宝したよ!ネットだけは繋がったんだけど、その一因はいろいろありそう。自サーバを緊急用に使うっていう手もいいね!


Nakamura Shin 21:55

実際今、セキュリティ面の情報を集めてるところで、僕のドメインで借りてるレンタルサーバに簡単なプログラムを埋め込んで、小規模な範囲で情報交換用に使え ないか試しているところだよ。ちなみにサーバは関西にあって、地震直後も「うちのサーバは問題なく稼働してます」ってメールが来たぐらい。今会社が自宅待 機で休みなんだけど、時間あるから、次何かあったときに何か出来ないかって考えていろいろやってる。
そっちは会社どうなの?やっぱりほとんどが自宅待機ですか?


いわき市の友人 22:02

ん、ちょっと強い揺れ・・・。やはりそういった手も考えなきゃなぁって思うよ。実力としてネット回線>電話回線っていうのがわかっちゃったからねぇ。  こっちも自宅待機。客先が来週月曜まで稼働しないので会社行ってもやることないし。呼び出されたら行かなきゃならないけどね。ガソリン手に入ったらそれま でに一度は顔出そうかな・・・くらい。


Nakamura Shin 22:04

そっか、ガソリンが手に入らないと通勤できないんだよね。もともと車通勤基本だもんね。電車やバスやタクシーの稼働状況はどんな感じですか?
あ、こっちも二回揺れ来ました。


いわき市の友人 22:07

唯一、タクシーは動いてるかな。走ってるのを何回も見たし。電車は運休、バスはどうなんだろ・・・。避難用に燃料使ってるはずだから動いていても限られてるかも。
千葉県東方沖に震度5弱って・・・。


Nakamura Shin 22:09

ん〜余震はやっぱり最初の発表通り1ヶ月続くんだろうね。

話を戻すとエネルギーの問題が多方面であると思うんだけど、いわきのエネルギー事情を分かる範囲で教えてください。まず、今話に上がったガソリンや灯油は手に入る状況になるのかな?


いわき市の友人 22:14

ガソリンはほぼ手に入らないと見ていいかな。灯油は一部店舗で販売はしてたみたいだけど、今の状況のままだとたぶんもう在庫は無いと思う。小名浜港が少し 機能しはじめたようなので少し希望が見えてきた感じ。ただ、逃げたい一心の人も多いから早くから並ばないとガソリンはまた同じようにすぐ無くなるかも。


Nakamura Shin 22:18

ガソリンありきで機能してる車社会だから、ガソリンがなくなっちゃうと人の流れも止まっちゃうだろうなというのは簡単に想像できるね。


いわき市の友人 22:20

俺の会社は物流会社だから特に。被災地でもそうだけど、せめて軽油・灯油だけでも届けて欲しい。 


Nakamura Shin

電気、ガス、水道のライフラインはどうかな?


いわき市の友人

我が家のケースだけど、電気◯・水道×、ガスは使ってないので正直わからないです。


Nakamura Shin 22:21

水道が駄目なのは痛いね。内郷、平、湯本辺りはみんな水道は駄目ってこと?


いわき市の友人 22:26

内郷でも復旧してるのは一部だけ。その他詳細は→ http://www.city.iwaki.fukushima.jp/machi/suido /010299.html 
噂ではあと1〜2日かかる見込みだそうです。水は何とか確保できてるけど、風呂なんてもってのほか、頭を洗う・体を濡れタオル で拭くぐらいしかできないです。早く熱い湯船に浸かりたい・・・というのが今の気持ち。


Nakamura Shin 22:29

その見込みがその通りに実行されることを祈るよ。じゃあ今は徒歩で行ける範囲内にある給水所で水をもらってくる感じだよね?車も使えないから大変でしょう。給水所の様子を教えてくれる?


いわき市の友人 22:32

実は、給水は好間にある親父の会社の水道から補給させてもらってます。それでも車使ってるので頻繁には行けないけど・・・。給水所の話だと、どこも列をなして順番待ちしてる状態がざらだそうです。24時間対応してるところもあり、夜中は比較的並ばずに給水できる模様。


Nakamura Shin 22:33

なんか泣けてくるなぁ。頑張って!
話は変わるんだけど、原発の問題についていわきの今の状況を聞いてもいいかな?今日の日中スクリーニングに行って来たってTwitterで見たんだけど、詳しく教えてくれないかな。3/17現在の東京じゃ全く想像すらできない光景だよ。


いわき市の友人 22:44

スクリーニングは、総合保険福祉センターで実施されていて、時間は10:00〜17:00。俺が行ったのは 13:00前くらいだったかな。測定する人が4人くらいいて、それぞれに2人ずつ順番を待ってた状態。待ち時間は5分となかったかな。自分の番がきて、衣 服の上から顔・胸・腹・脚前面・背中・尻・脚後面・腕・手のひら・手の甲を測定器で測ってもらった。まったく異常なしとは言うものの、実際の数値に関して は何も教えてくれなかったよ。まあ、聞いても各部所で違うしすべてOKな範囲なんだったと思う。測定する人は全身防護してたけど、特殊部隊が着るような立 派なものじゃなくて、半分手作りじゃないかと思うような結構チープな感じだった。


Nakamura Shin 22:48

いやいやすごくリアルな情報ありがとう!僕は専門的知識はないけど、いわきで現在検知できる放射能の数値ってのは、日常生活に全く支障ないレベルだって 思って差し支えないんだろうね。気は許せないけどひとまず安心したよ。


いわき市の友人 22:57

数値は忘れたけど、まったく問題ないそうです。メディアが通常の1000倍!とか騒いでるけど、あれって対数やら指数やらで整数倍じゃないんだそうで。詳 しくはよくわかりませんが・・・。数字のマジックって怖いなって改めて思ったよ。 


Nakamura Shin

やっぱり街中は企業が動いてないこともあるだろうけど、いつもより閑散とし てる感じなのかな?


いわき市の友人

街中は、スーパーが時限開店/コンビニは軒並み閉まってる/繁華街は見 てきてないのでわかりません。こういうとき自転車があれば・・・!


Nakamura Shin 23:05

確かに自転車ってこういうとき便利だなって思うよ。僕も持ってないんだよね。今会社行ってないじゃん。多少、給与の保証はされるみたいなんだけど、やっぱ り大きい支出は控えざるを得なくて買えないです。

さて、そろそろ最後の質問にしたいと思うんだけど、さっきの放射能の数字のマジックしかり、今回の震災では、 ほんとにTVをはじめとするマスメディアが全く信用ならないなと正直僕は感じてます。東京では実際の震災(道路が割れたり、建物が崩れたり)がないに等し いだけに、みな精神的なダメージが余計に助長されてちょっとしたヒステリー状態になってます。精神的にやられちゃって、仕事や学校を休む人が出ているとい う話も昨日(水曜)ぐらいから多く聞くようになりました。いわきは直接被害を受けて危機的状態にある訳だけど、電気が一部通ってるってことで、マスメディ アの情報が東京と同じように流れていると思う。人々の様子はどうですか?


いわき市の友人 23:19

スーパー/ガソリンスタンド/給水所の行列を見るに、やはりみんな必死なんだな、と。ただ、自分のこと、家族のことだけを考えてる人ばかりで被災した全体 を見る余裕なんてないんだろうなってのが正直なところ。過剰って思えるような物の買い方しなくても物不足なわけでもないんだよね。ガソリンは本当に在庫な いけど、スーパーには毎日物が入ってくるわけだし。被災地・そうじゃないところ関係なくこういったことって意識してほしいかな。評価できたのは、ヤシマ作 戦やらウエシマ作戦をやろうとしてた人々。どういった形であれ、良い結果が出るのはとても嬉しいです。原発に関しては、もっと分かりやすい説明をしないと 不安を煽るだけなので同じ映像ばかり流さないで、現況に対してもっと前向きな報道をしてほしい。政府に関しては、枝野さんを少し休ませてあげてほし い・・・くらいかな。菅さんにはもっといい方向に結果を残せるようなリーダーシップを発揮してほしい。 乱文・駄文で読みにくかったかもしれないけど、こ んなところです。


Nakamura Shin 23:22

長い時間本当にありがとうございました。このまま徐々に復興に向かうことを願って、また機会を見てコンタクトさせてください。いわきのみんなが無事で生き延びてくれることを心から願っています。頑張ってください。応援してます!


いわき市の友人 23:27

俺も何ができるかわからないけど、たまには戻って酒でも酌み交わせるような「いわき」になれるようがんばるよ! 遠方でも思ってくれる人がいてこそのふるさとだからね!


Nakamura Shin 23:28

了解!こっちも頑張るよ。また会おう。




今回被災地の友達にいろいろ質問させていただいて、まずは何といっても、メディアでどんなに不安を煽るような報道がされていても、人々は今も正に生きているんだという実感を得ることができました。そこに人が生きているということを少しでも体感して、住んでいる場所がどこであれ、被災の程度がどうであれ、今それぞれに出来ることに取り組むことがいずれ善い結果につながると(直感的にですが)感じました。

みんな、へこたれずに頑張って行きましょう!

sn
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2011年03月14日

今出来るリスクアセスメント

前職でプログラマ/SEをシステム会社でやっていたとき、ISMSというセキュリティを管理する社内組織の一員として活動(というかほとんど勉強)をしていました。

その中で学んだ「リスクアセスメント」、つまり想定される/または存在するリスクをコントロールする方法を、少し書いてみたいと思います。

まず、言葉の意味です。

リスクアセスメント (risk assessment) とは、リスクの大きさを評価し、そのリスクが許容できるか否かを決定する全体的なプロセスのことである。(Wikipedia http://bit.ly/9HUeAi )

リスクを評価する時点で大事なのは、具体的にリスクを判断することです。無駄に誇張したり、変に甘く見たりすると、後から痛い目を見ます。

ここでリスクアセスメントの専門的な内容をぐだぐだ書くつもりはありません。要点のみ述べます。


  • 決めてください。生き残るために、これは要る、これは要らないと。



  • 必要と判断したモノの"現在の"価値が、イコール、リスク値となります。つまり、生命の価値は無限大ですから、リスク値も無限大になります。
    次に生命の維持に必要な物資が高価値=高リスクと言えます。それを失ったとき、生命に与えるダメージが大きいモノほどリスク値が高いという判断です。



  • 食料、衣料品、情報、金銭など諸々のリスク評価ができたら、次にすることはリスクの軽減です。
    リスクの軽減に最も有効な方法は、"適度に"リスクを分散することです。
    具体的な例を挙げると、例えば僕と嫁がいて、僕のリュックには食料、嫁のリュックには衣料などと完全に分けてしまうと、万が一離別を余儀なくされた場合、リスクが最大になってしまいます(リュックの内容物は、独りで生きて行くことを前提に選定するべきです)。
    かといって、複数のリュックやバッグにモノを分散しすぎると、持ち運ぶときに両手が塞がってしまうなど、リスクを高める結果になりかねません。
    "適度に"とは、言い換えれば、自分の身の丈にあったリスクアセスメントをするべきだということです。



  • もしあなたに今しばしの時間の余裕があるなら、自信のリスク対策に穴がないか見直してみましょう。
    明らかな穴はできるだけ埋めましょう。
    でもここで一番大事なのは「完璧を目指さない」ということです。完璧を目指すあまり、自信の許容範囲を超えて本末転倒になっては意味がありません。



  • 最後に、非常事態には非常事態の掟があることを忘れないでください。
    独りで行動しない。コンタクトを常に取り合う。英雄になろうとしない、などなど。
    あなたの使命は、生き抜いて、最後に無事でいることです。






3/14 午後4時現在、僕自身もみなさんと同じように強いストレスとプレッシャーの中にいます。
戦争や震災を過去に経験した訳ではないのでとにかく初体験のことばかりです。

自分自身の生命力を信じて頑張っています。
それと同時に、自分以外の人間の生命力をこんなにびしばし感じまくってるのも生まれて初めてです。

人間に生まれたこと、日本人に生まれたことを誇りに思います。

頑張りましょう。


Thanks

sn
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2011年03月13日

昨日と今日

NYCの友人が日本のためにチャリティのライブペインティングイベントを打つとTwitterで書き込みがありました。
震災から約2日経過して、海外のアーティストたちが動き出しています。感謝でいっぱいです。

東京も未だ地震再来のリスクがありますし、節電の"義務"ももちろんあります。しかし、個人個人が、小リスクで、できる範囲で、何か行動を起こすときだと僕は感じました。

いろんな情報が錯綜しています。もっと言えば、ネットとモバイルの普及で個人がすでにメディアであり、その分、情報が混乱しやすくなっています。中には疑わしいものが少なくありません。そのような状況の中で今こそ自分自身と自分にできることを見つめ直してください。3月13日の今、一番必要なのは、情報よりも、お金よりも、気持ちを入れ替えることのように感じます。TVとネットを見すぎないでください。それぞれの価値基準と判断で必要な分だけ情報を取り入れてください。周りの人々と声を掛け合ってください。

平和だったとき、昨日と今日はさほど変わらない時間が流れていました。でも今は、皆さんが体感している通り、昨日と今日は全く違います。一瞬一瞬が違います。この生を全うし、感謝し、全力で生きてください。



僕の出身は重度の被災地である福島県のいわき市です。いわき市の少し北の地方では震災に加えて被爆の危機が訪れています。安否が確認できない親戚や友人がそこにはいます。

幸い、僕自身、伴侶、家族は皆東京で無事です。
僕は今、立川の両親の家に来ています。現在3月13日 3:42 a.m.ですが、ライフラインは正常です。こうしてブラウザを開いてテキストを打つことができています。家族は皆寝ています。両親はもう数時間したら仕事に出かけます。こんな状況でも、それぞれにふさわしい日常がそこにはあります。確実に。だから今は、心を落ち着かせて、目の前にある仕事をこつこつとこなしましょう。それが救われた僕たちにできる唯一のことのように思います。

こうして文章を打ちながら・・・、正直なところ気分転換しながら、僕の脳みそは諸々の情報を整理してくれています。
自分に何ができるか、この文章をアップロードし終わったら、考えを整理してみようと思っています。

また更新しようと思います。

Thanks

sn
タグ:311
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2011年03月07日

Max初録音小品

Max5_sn_Bass_and_Pink8.png



[Max5] Max初録音小品。



My first little track made by using Max5 http://bit.ly/ecB8rr




Bass and Pink8 by Syn_Nakamura


via SoundCloud



Patcher pics http://bit.ly/g9qQcD



Max5 7割、Live 3割で作りました。

aifフリーダウンロードにしてあります。



何のために作ったとか、特に目的なし。ノイズの素材が欲しい方など、好きに切り刻んで使ってください。

sn
タグ:Max5
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2011年03月06日

color-music Mtg 11/3/5 覚え書き

覚え書きです。
議事録ではないです。レーベルメイトたちとの会話を通して僕自身が思ったり決めたことをずらずら書きます。

Materials


アーティストや作品のコンテンツに対して、2010年の1年間を通してディレクトリ構造はLincoさんのおかげでそこそこのものができた。今年付け加えるならば、人対人のマッピングとプロセスを埋め合わせるためのドキュメント

マッピングに関してはどういうテクニックを使ってどう実現するか思案中。
  • ローカル環境でマッピングを作るならPPTでワンタイムのものはすぐできる。
  • HTML内で表現するにはどうしたらいいかということ。
  • 調べてみる→Google App, Ajax, JQuery, MySQL, PHP...

ドキュメントについては時間はかかるが、日々取材と原稿執筆を重ねて、Basic Werk Siteの中でローンチして行く。
  • 1テーマ1サイト。
  • color-music.netでアーカイブしてもらう。
  • 俺とtaisouegaoの対談を実現したい。
  • 今途中のAbleton Live Tutorialsの基礎部分を今月中に完成させる
  • Ableton Live Tutorialsと関連して、SoundCloudまたはme.comサーバーを利用してLoop集の公開
  • Max5のブログ公開

Work Shop, Work Space, Partyを組み合わせた企画を夏に実現したい
  • 野山へ移動
  • プレゼンテーションを含めたWork Shopタイムでスタート
  • 各自黙々と作業したり、分からないことがあったら質問したり、別の部屋ではセッションしたりするWork Spaceタイム
  • Work Shop, Work Spaceを経て、結果報告を兼ねた打ち上げPartyという構成

Work Shopツアーの予行演習も兼ねて、夏前にシンセ懇談会@はんだづけカフェ

AmazonからのMP3リリースがどんなもんか個人レベルで試してみる
  • スキームができたらレーベルへフィードバックする

BeatPort, iTunesからのリリースについては正直自分じゃ手に負えないとこがあるので、LincoさんとKyo-Heyさんに一旦Pending

新しい、汎用性のあるDistributionのワークフローを今年前半に基礎固め




Theories


Partyは初心に還って、オーガナイザ中心の企画に戻す。
  • color-musicは各素材をリンクする立ち位置に戻る
  • 「color-music」主催のパーティをローンチする。年に1回でもいい。Work Shopツアーでいいと思う。

レーベルを構成する個人がユニーク(一意)な活動をする。活動の結果ある程度でき上がって来たものをレーベルでフォローして行く。あくまでもスタートアップは個人。その個人が、レーベルのフォローアップやリンクが有用であると判断すれば(逆もしかり)、協力体制の構築に取りかかる。

みんなが思うやり方で、自由と勇気と責任の基に行動する。

とにかく失敗してもいいから、何もしないよりは1つでも具体的なアイデアを公開した方がいい。
デザインやマークアップを通して最低限のユーザビリティは確保するにしても、プライオリティはコンテンツの内容そのもの、情報の密度、リアル感、ドキュメンタリー性にある。

足りないのは中間情報だと思う。

需要があるのに供給がない(もしくは少ない)ところを埋めて行く。

sn
posted by Shin Nakamura at 14:22| Comment(0) | TrackBack(0) | Report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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